
ヤマハ・永濱が勝負強い打撃でMVPを受賞した[写真=太田裕史]
第54回JABA東北大会は5月8日から12日まで、仙台市民球場などで行われ、ヤマハが3年ぶり3度目の優勝を遂げた。ヤマハは社会人日本選手権に2大会連続28回目の出場を決めた。ヤマハは予選リーグを3連勝で突破。日立製作所との準決勝はベテラン左腕・九谷青孝(東農大)が6回無失点に抑え、7回からは右腕・
水野匡貴(明大)が3回1失点で締めた。打線は1対0の5回裏、5連打の集中打などで一気に3得点と引き離した。
バイタルネットとの決勝は初回から打線が爆発し、10対1の7回
コールドと圧倒した。投げては左腕・佐藤廉(共栄大)が7回1失点と試合をつくった。MVPには大会通算打率.417とけん引した永濱晃汰(東北福祉大)が選ばれた。不動の三番・
網谷圭将(千葉英和高)は決勝で先制打を含む2打点。打率.500での首位打者賞は、JABA京都大会に次ぐ受賞である。
準優勝を遂げた昨年の都市対抗では、敢闘賞にあたる久慈賞を受賞した元プロは打撃好調を維持。激戦の都市対抗東海地区二次予選を控えているが、今夏こそ、黒獅子旗奪取に燃える。
準優勝のバイタルネットは、日本新薬との準決勝を7回無失点で決勝進出へと導いた左腕・松田賢大(日大鶴ケ丘高)が敢闘賞に選出されている。

準優勝・バイタルネットの左腕・松田が敢闘賞を受賞[写真=菅原淳]
◆第54回JABA東北大会結果