来春のセンバツ高校野球大会の重要な資料となる秋季地区大会は11月7日の東京大会決勝を最後に、全10地区が終了した。優勝校10校は「秋日本一」をかけた明治神宮野球大会(11月20日開幕)に出場。6地区の結果と一般選考枠を予想する。 
横浜高は17年ぶりに関東大会で優勝した[写真=田中慎一郎]
関東・東京地区は6枠。17年ぶりに関東大会を制した横浜高は健大高崎高との決勝で、158キロ右腕・石垣元気(2年)を攻略。地元・神奈川開催で県1位校の実力を見せ、延長10回タイブレークの末にサヨナラ勝ちした。今春のセンバツ王者である健大高崎高も地力があり、春連覇への挑戦権を得ることになりそうだ。決勝進出2校に、4強の千葉黎明高と浦和実高も有力で春夏を通じて初の甲子園出場なるか。
◆関東大会結果 
二松学舎大付高は東京大会決勝で早実との延長12回の死闘を制した[写真=田中慎一郎]
東京大会は二松学舎大付高が早実との延長12回に及ぶ死闘をサヨナラで頂点に立ち、当確の立場に。関東・東京のラスト6枠目は関東5位校と東京2位校による比較検討が予想される。
◆東京大会結果 
※丸数字は延長、コールド回数

近畿大会は東洋大姫路高が17年ぶり優勝。かつて履正社高[大阪]を指揮した岡田龍生監督が母校を率いる[写真=佐藤真一]
近畿地区は6枠。17年ぶりに優勝した東洋大姫路高、準優勝・智弁和歌山高、4強の市和歌山高は有力。準決勝でコールド負けした天理高は優位だが、8強進出4校を含めて残る3枠の比較検討が予想される。
■近畿大会結果 
※丸数字は延長、コールド回数
中国地区と四国地区はともに2枠。試合内容からも優勝準優勝校が順当に選出されそうだ。
■中国大会結果 
※丸数字は延長、コールド回数
■四国大会結果 
※丸数字は延長、コールド回数

沖縄尚学高は九州大会決勝でエナジックとの県勢対決を制した[写真=井沢雄一郎]
九州地区は4枠。沖縄対決を制した沖縄尚学高、準優勝・エナジック高は当確で、準決勝で惜敗した柳ヶ浦高までは有力。準決勝で6回コールド敗退した西日本短大付高がどのような判断になるのか。1月24日に行われる選抜選考委員会での選考委員の判断が注目だ。
■九州大会結果 
※丸数字は延長、コールド回数