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チームの起爆剤に/BCLリポート

 

オリックス育成6位の古長。福島からのNPB指名第1号として「挑戦」する


 10月のNPBドラフト会議でオリックスから育成6位指名を受けた福島の内野手・古長拓(東北マークス)が11月30日、福島・郡山市のホテルで指名あいさつを受け、支度金300万円、年俸240万円(金額はいずれも推定)で仮契約した。背番号は「016」に決まった。

 身長164センチ、小柄な26歳があこがれのオリックスのユニフォームに身を包み、満面の笑みを浮かべた。

「強みはチャンスに自信があること。ピンチでは燃えるものがあります」

 これまでの野球人生では周囲との体格差を逆にエネルギーに変えてきた。内野ならどこでも守ることができる。状況に応じた打撃が持ち味で、「ソフトバンク今宮健太選手にあこがれがある。一日でも早く支配下登録を」とNPBでの目標を掲げた。

 福島・いわき市の出身だが、高校から九州へ。九州国際大付高から九州共立大(中退)でプレーした。その後は社会人を経て、昨季福島に入団した。今季は36試合に出場し、58打数9安打、打率.155の数字だったが、ベンチでは大きな声を出し、若手選手を鼓舞。中地区グループCで首位となったチームを引っ張った。

 オリックスの牧田勝吾編成副部長は「内野ならどこでも守ることができるユーティリティー」との評価を話し、「打撃、元気、気持ちの“だげき”を評価させてもらった。熱い岩村監督の指導で鍛えられたものをNPBで発揮してくれることを信じている」と指名理由を説明した。「オリックスを変化の年にしたい」と起爆剤としての存在感に期待を寄せた。

 2015年にBCL参入を果たした福島からはうれしい初指名。岩村明憲監督(元ヤクルトほか)は「福島からの第1号で思い入れもある。後輩たちへのいい励みにもなる」と喜んだ。その上で、「死にもの狂いで頑張って、2ケタの背番号を獲(と)って、楽天戦がある東北の地で試合に出てほしい」と激励した。

「岩村監督という誰でも知っている監督の下で野球ができたことは大きかった。2年間の厳しい指導の下、技術的なことだけでなく、あいさつ、礼儀など人間的に成長できた」とBCLでの思い出を振り返った古長。「福島の人たちにオリックスと言えば古長と言われる存在になりたい」と決意を込めた。色紙に「挑戦」と記した古長。まずは支配下登録へ向け、NPBでの第一歩を踏み出す。[リポート/岡田浩人]
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