
新人ながら信濃の三塁手で中軸を担う小西
新人ながら開幕から信濃の三塁手のレギュラーとしてアピールを続けているのが
小西慶治(駒大)である。信濃の三塁手といえば、昨季のドラフトで
ヤクルトから育成指名された
赤羽由紘が守っていたポジション。小西は中軸としても赤羽が抜けた穴を埋める活躍が期待されている。180センチ、87キロの右投げ右打ちの大型内野手である。
「打撃はまだまだ。オープン戦ではよかったのですが、その形を求め過ぎて、今は『ちょっとダメ』というレベルではなく、『全然ダメ』という感じです。ただ自分は打撃はもちろんなのですが、守備で目立てる選手になりたい。グラウンドでの存在感が自分のアピールポイントです」
愛知・東邦高の出身。高校時代からパンチ力のある打撃と堅実な三塁手としての守備が持ち味だった。3年夏の甲子園ではエースの
藤嶋健人(
中日)とともに2勝を挙げた。八戸学院光星高(青森)との2回戦では最大7点差を跳ね返し、逆転勝ちした試合を経験した。
駒大では昨秋のリーグ戦で三塁手のレギュラーを務めた。しかし新型コロナ禍で春のリーグ戦が中止となったこともあり、「社会人から声は掛からなかった」と振り返る。
「どうしてもNPBに行きたい……そんな中でヤクルトから育成指名された
松井聖さんが東邦高の3歳先輩で、『信濃はとてもいいチームだ』と聞き、挑戦を決めました」
開幕から中軸を任され、
柳沢裕一監督(元
巨人ほか)の期待も大きい。ただ小西は長いシーズンを見据えた「結果」にこだわっている。
「BCLはシーズンのトータルで70試合あります。1試合1試合の反省はもちろん、いい結果を残すことができても一喜一憂せず、シーズンを通して結果を残すことができる選手になりたい」
高校時代のチームメートである中日・藤嶋はすでにNPBの一軍で活躍する選手に成長している。
「藤嶋はその姿を追いかけたくなる選手。藤嶋がいるNPBのステージで、もう一度一緒にプレーしたい」
そのステージへ、日々成長を誓っている。[リポート/岡田浩人]