
攻守走でスピード感あふれるプレーが特長の信濃・澤端
攻守走でスピード感あふれるプレーに磨きがかかっている。
信濃の遊撃手・
澤端侑(大商大堺高)の評価がここに来て高まっている。今季は32試合に出場し、打率.308、本塁打2、打点19、盗塁7(8月22日現在)という成績だが、数字以上にプレーで存在感を発揮している。8月22日の新潟戦で3打数3安打で、うち2本が二塁打だった。守備機会でも再三にわたり好守を見せた。
6月の試合中に打球処理の際、右手薬指を骨折し、戦線離脱を余儀なくされたが、7月半ばに復帰。「ずっと調子が悪かったが、ここに来て練習していることが徐々に結果として出てきました」と表情も明るい。
大阪府出身の23歳。大商大堺高では四番打者として2年秋には近畿大会出場に貢献した。甲子園出場は叶わなかったが、「ずっとNPB入りを目指してきた」と高卒後は社会人野球の深谷組でプレー。その後、BCLの門をたたき、昨季まで福井でプレーした。
プレーの特長は「スピード」。50メートルを6秒台前半で走る足は「スタートに自信がある」という。「守備では一歩目の速さと守備範囲の広さ」と言うとおり、三遊間の深い打球処理には目を見張るものがある。打撃では外野の間を抜く打球を打ち、ダイヤモンドを駆け巡る。
高校時代には
平沼翔太(
西武)がエースとして活躍した敦賀気比高と練習試合で対戦。同い年の平沼は今季途中で
日本ハムから西武にトレードされ、一軍で活躍している。澤端は「自分も早くNPBに行って、同じ舞台で勝負したい」と力強く目標を掲げる。
10月に迫るNPBドラフト会議へ向け、残りの試合ではスカウトたちの目が光る。1試合、ワンプレーがその運命を変えることになる。
現在、チームは中地区で群馬と激しい優勝争いを繰り広げている。
「まずはチームが優勝することが第一。自分の成績が上がればチームも勝てる」と力を込めた澤端。攻守走でチームの勝利に貢献し、自らの道を切り開く。[リポート/岡田浩人]