成長を示した現役最終年、自らの意思でユニフォームを脱いだ。今後は野球の楽しさを伝える立場だ。 リポート=高田博史 
やり切ったからこそ子どもたちに伝えられるものが確かにある
「僕がスカウトでも――」
ゆめタウン徳島のセントラルコートには、6人がドラフト指名された3カ月前の熱気が、そのまま残っているようだった。1月26日、徳島の新入団選手発表会見が行われている。
初々しいスーツ姿の新入団選手たちが、壇上で決意表明をする。会見が終わり、舞台はフォトセッションへと移る。ステージを整えているスタッフの中に、森田遊也(元徳島)がいた。
強肩巧打の内野手として、昨年まで3シーズン徳島でプレーした。年間総合優勝など、4冠に大きく貢献した1人だ。すでに昨季限りで退団したことが、正式に発表されている。
もしNPBに行ける可能性がないのなら・・・
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