これまでの時間があったから今がある。かつての仲間たちから受け継いだ思いも、18年ぶりの古巣で伝えていく。 リポート=高田博史 
18年ぶりの高知で指導する相原コーチ[右、写真=山田次郎]
18年ぶり、高知へ
ホーム開幕戦のスタンドに、たくさんの傘の花が咲いている。一塁側ブルペンからそれに目をやりながら、高知・相原雅也コーチは思っていた。
「雨が降っているのに……。やっぱりこれまでの時間、この場所があるから、これだけの方が来てくれるんだな」
エースとして大活躍した2006年以来、18年ぶりに高知に帰って来た。思えば高知球場で戦うナイトゲームは、自身にとって初めてのことである。現役当時はまだ、照明設備がなかった。
昨年6月、NHKで全国放送された高知のドキュメンタリー番組を見た。古巣の今を伝える映像は、厳しい環境でどん欲に上を目指す選手たちや・・・
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