手術を乗り越えた先の勝利は、心身両面の成長がもたらした。野球への姿勢は右腕の絶対武器だ。 リポート=高田博史 
手術前よりも進化した投球を見せている高知・若松[写真=山田次郎]
「ここまで来たら行くやろ?」
高知・
若松尚輝(札幌学院大)が先発のマウンドに登るとき、「9回を投げ切ろう」などとは考えない。
「まずは1イニング、1イニング……っていう感じで、僕は考えています」
猛暑のデーゲームで投げ抜くには、まさにそれがうってつけだ。大方球場に徳島を迎えて行われた後期4回戦(7月14日、黒潮町)で、若松の好投が続く。5回を終えて球数は51球。6回に失点を許したが、7回を投げ終えても、まだ77球しか投げていない。
昨年9月に肘のクリーニング手術を行ったため、現在も『80球』をめどに投球数が制限されている。だが、
定岡智秋監督(元南海・ダイエー)は次のイニングに向け、交代を命じなかった。
「もう、ここまで来たら行くやろ?」
「はい、行きます!」
8回もマウンドに登ると・・・
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