昨季、悔しさを味わった。着実に実力をつけてきたチームを、主将として前向きな声で引っ張る。
リポート=高田博史

打って、走って

　2月15日から始まった高知の対外試合は、3月14日のシティライト岡山戦(高知市)で11戦目を数える。3月30日に行われる開幕初戦の香川戦(丸亀市、リーグ開幕は29日)に向け、チーム力は着実に上昇している。

　試合は序盤からリードした高知が4対1で勝利を収めた。この結果、対外試合の成績を5勝5敗1分けのタイに戻している(14日終了時)。

　放った安打の数は8本。6人が記録した盗塁の数は、なんと8つである。今や高知のお家芸とも言える「打って走る攻撃」が大いに発揮された。

　高知の主将を務めるのは、2年目の長嶋峻佑(神奈川工科大)だ。1年目からレギュラーとして外野の一角を守り、打率.327(6位)を残した。

　定岡智秋監督(元南海・ダイエー)に、長嶋を主将に選んだ理由を聞いた。

「まとめる力があるというか・・・