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神奈川・福井聖理 高卒新人の勝利一番乗り「150キロを出せるように頑張りたい」/BCリーグ

 

最速143キロの伸び盛り、マウンド度胸の良さが持ち味。レジェンドとの対決を夢見て。
リポート=岡田浩人

.今季、高卒新人で初勝利一番乗りの神奈川・福井[神奈川球団提供]


貪欲に成長目指す


 マウンド度胸がよく、打者に対して向かっていく気持ちがあふれる18歳の若武者が現れた。

「いい意味で打者を“見下ろして”投げる、強気の投球が持ち味です」

 神奈川の高卒新人・福井聖理(千葉経済大付高)の評判が高い。開幕2戦目となる4月6日の埼玉戦で先発し、5回1失点で初勝利を飾った。今季入団した高卒新人では勝利投手一番乗りである。

 千葉経済大付高では最速143キロを計測した左腕。昨夏は千葉大会4回戦で敗れたが、NPBスカウトが注目する存在だった。

 その球歴は異色だ。小学生から中学1年までバレーボールをを続け、中学1年の冬に野球を始めたという。

「バレーボールをやっていましたが、父親が日本製鉄に勤めていて小さいころから野球観戦によく行っていました。都市対抗の華やかな応援や試合を見て、自分がマウンドに立つ姿を想像しながら『こういう大舞台で野球をしたい』と思っていました」

 その後はメキメキと頭角を現し、高校1年秋にはエースに。ただ、プロ志望届を提出して迎えた昨秋のドラフト会議で指名はなかった。その一方で、チームメートだった外野手・木下勇人ソフトバンクから育成指名を受けた。

「その姿を見たときに悔しさが込み上げました。同級生に負けたくない、と思い、NPBへの一番の近道だと思い、覚悟を決めて挑戦しようとBCL入りを決めました」

 BCLは「野球に集中できる環境」と話し、「野球を続けられることに感謝して、一刻も早くNPBに行けるようしっかり練習したい」とどん欲に成長を目指す。

 千葉経済大付高の大先輩には巨人丸佳浩がいる。「一緒にプレーしたいと思っていますし、対打者として勝負したいという気持ちもあります」と夢を語る。

「今季はまず球速を上げて、150キロを出せるように頑張りたい」

 まだあどけない笑顔を見せる伸び盛りの左腕。その成長の投球を見守りたい。

PROFILE
ふくい・きよまさ●2006年12月24生まれ。千葉県出身。180cm82kg。左投右打。鉢形小ではバレーボールをプレー。高松中1年の冬から硬式の成田シニアで野球を始める。千葉経大付高では1年秋から背番号1。3年春に県ベスト4。3年夏は4回戦敗退も140キロ台の球速を投げ込み注目される。高校を卒業した今春、BC神奈川に入団。

元巨人のウォーカー入団


 神奈川は4月30日に会見を開き、巨人やソフトバンクでプレーした外野手、アダム・ウォーカーの入団を発表した。アメリカ出身の33歳で、巨人に入団した22年に124試合に出場し、本塁打23本、110安打、打率.271の成績を残した。

 ウォーカーは「まずフィールドに戻れる機会を与えてくれたこのチームに感謝したい」とコメントし、「神奈川ファンの皆さまにも応援してもらえるよう一生懸命頑張りたい」と意気込みを示している。
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