3割でピッチクロックを導入し、全試合でけん制回数の制限。国内で先駆けて実施へ。 リポート=岡田浩人 
3月15日のオープン戦・千葉対山梨。今季からの新ルールに選手も対応が求められる[写真=山梨球団提供]
WBCでも課題に
BCLは4月4日の開幕を控え、各チームがオープン戦などの実戦を重ねてチーム状態を上げている。
その中でリーグは今季適用される大きなルール変更を発表した。「ピッチクロック」と、投手の「けん制」についてである。
ピッチクロックの導入については、リーグ全体の公式戦のうち「30%程度を『ピッチクロック導入試合』として設定し実施する」としている。
導入試合では、投手は「走者なしの場合は12秒以内」、「走者ありの場合は18秒以内」に投球動作に入ることが求められる。また打者は走者の有無に関わらず、「残り8秒までに打撃姿勢を完了させること」が必要となる。
各規定に違反した場合、投手はボール、打者はストライクがカウントされる。
また併せて、けん制制限ルールが導入。このルールはピッチクロックとは違い、公式戦の全試合に適用される。
打者1打席あたりのけん制回数(投手板を外す動作を含む)を計2回までに制限し、2回を超えてけん制を行い、走者をアウトにできなかった場合はボークを宣告し、走者に進塁権を与える。
リーグでは「スピード感あふれるゲーム展開を通じて、さらなる野球の魅力向上と選手の競技レベル向上に努めて参ります」と新ルール導入で試合時間の短縮などを図りたい考え。
ピッチクロックとけん制のルールは、日本時間3月18日まで開催されたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも実施された。連覇を逃した侍ジャパン日本代表がルール違反を適用されたケースもあり、「国内のプロ野球戦でも導入をすべき」との意見も出ている。NPBに先駆けてBCLが導入をすることになる。
信濃が3選手受け入れ
新たな育成の取り組みとして一歩を踏み出す。
信濃は
西武から外国人育成選手3人と通訳兼マネジャーのスタッフ1人の派遣を受けると発表した。
派遣される選手はウガンダ共和国出身の
イサビレ・ムサ・アゼッド投手(20歳)と
チャッゼ・フレッド投手(22歳)、スロベニア共和国出身の
カルロス・トーバー外野手(22歳)の3選手。出場機会を得ることで、選手育成の幅が広がり、日本野球界の新たなステップにつなげたい考えである。
BCLの上野馨太代表は「大変うれしく思っています。選手に実戦機会と成長の場を提供するリーグであると同時に、さまざまな挑戦を受け入れ、日本野球界全体の裾野を広げていく役割も担っております。今回の取り組みは、育成の観点において非常に意義深く、選手たちにとっても現場で受け入れる信濃にとっても、価値ある経験になると期待しています」とコメントを出した。今後もこうした受け入れを拡大したい考えを示している。ファンにとっても3選手の成長と活躍が非常に楽しみとなるシーズンになるに違いない。