巨人・澤村にとっては、大きな自信となるクライマックスシリーズ(CS)、そして日本シリーズだったのではないだろうか。8月から9月にかけて不振に陥り、9月5日には出場選手登録抹消。二軍で再調整したが、復帰後の2試合も失点を重ね、CSでの登板機会すら危ぶまれた。
しかし杉内の離脱で先発のコマが足りなくなり、CSでの先発が回ってきた。3連敗と崖っぷちで迎えた、10月20日の
中日との第4戦(東京ドーム)。6回7安打無失点でチームを窮地から救い、お立ち台で「やったぜ!」と絶叫した。本人にしてみれば、何も考えることなく無心で直球を全力で投げ込んだはずだ。結果は吉。完全に勢いに乗った。
とにかく澤村の最大の魅力は、キレのある直球だ。加えてスライダー、フォーク……。球種自体は少ない。生命線は直球。昨年、中日でヘッドコーチを務めていた際、私は澤村と対するときは・・・
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