
智弁和歌山高戦で延長に入ってもスピードが落ちないピッチングは圧巻だった/写真=石井愛子
今年の夏の甲子園大会は大阪代表・履正社高の優勝で幕を閉じた。星稜高の豪腕・
奥川恭伸投手を攻略したバッティングは見事だった。一方、敗れたとはいえ、奥川君の名前も高校野球ファンの胸に確実に刻み込まれたと思う。素晴らしい決勝戦だった。猛暑が続いていた日本列島に秋風が吹き始めている。しかし、私のようなテレビ桟敷(さじき)にいる甲子園ファンは、まだ感動が冷めない。
必ずヒーローが出てくる。甲子園は不思議な場所だ。今大会も突出したヒーローが飛び出した。星稜高・奥川君だ。大船渡高・
佐々木朗希君が岩手大会で敗退して甲子園での雄姿を楽しみにしていたファンを失望させたが、奥川君が佐々木君以上のインパクトを残してくれた。私はこれまでに「佐々木君がいなければ奥川君が間違いなく高校生No.1」と言い続けてきた。だが、それは・・・
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