ノーヒットノーランという大記録を達成したからこそ、次の登板に注目していた。結果が問われると思っていた。
中日・
山井大介が、7月5日の
ヤクルト戦(ナゴヤドーム)で6回9安打も3失点。122球を投げながら踏ん張った。この白星は、本人にとっても大きな価値あるものになるだろう。
立ち上がり、先頭打者の山田からいきなり4連打に犠飛で、先制の2点を献上してしまった。直球にフォークボール、スライダー、シュート……。いずれもコントロールが定まらず苦労していたが、途中から「これ」というボールを見つけた。縦に鋭く落ちる、キレ味抜群のスライダー。このボールを軸にして投球パターンを組み立て直した。6月28日の
DeNA戦(横浜)で、史上77人目のノーヒットノーラン。勢いに乗って快挙を成し遂げた。だからこそ、次。山井本人も十分に認識してマウンドに上がったことだと思う。
ノーヒットノーランを達成した試合後、山井に「おめでとう! ナイスピッチングだったな」と祝福のメールを送った。「次の投球が大事だよ」と付け加えて。すると、本人から折り返しで電話があった・・・
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