
広島に大きく負け越している巨人。高橋監督も頭が痛いだろう/写真=小山真司
対広島に1勝10敗──。巨人は5月26日からの広島戦[東京ドーム]に3連敗を喫したが、早くも今季、広島に対して2ケタ敗戦となった。なぜ、巨人は広島にここまで差をつけられてしまったのか。端的に言えば打撃力の差である。
広島は一番から
田中広輔、
菊池涼介、
丸佳浩と、いわゆる“タナキクマル”が確実にチャンスメーク。そして、四番には成長著しい
鈴木誠也が座り、さらに首位打者に立つ
安部友裕、ベテランの
新井貴浩や長距離砲の
エルドレッドらが控えており、息つく暇がない。対する巨人打線は
坂本勇人、
阿部慎之助、
マギーといった主軸は奮闘しているが、そのほかの選手は数字を残せていない。彼らが広島の選手ならスタメンで試合に出ることも厳しいのではないか。
巨人が広島に勝つためには、投手陣が力を尽くして打線を封じ込めるしかない。というか当然、投手を含めた守備陣で広島に得点を与えない努力をしなければいけないだろう。だが、それも徹底されていないように思われる。
5月26日、カード頭の試合だ。巨人先発の
マイコラスはストレートが走り、変化球もキレていた。4回、菊池に先制ソロを浴びたが、それ以外に得点を与えることなく6回を迎えた。しかしこの回、先頭の丸が中前打、続く鈴木がフェンス直撃の二塁打で無死二、三塁とピンチを迎える。ここで絶好調の安部が・・・
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