
トライアウトでテンポのいい投球を見せた井納[写真=松田杏子]
今年は支配下で69人の選手がドラフトで指名され、現在は交渉状況がさかんに報道されている。プロの世界へ飛び込むにあたって、威勢のいい声が聞かれているが、逆に言えば同じくらいの選手がクビになっているということでもある。11月8日には戦力外通告を受けた選手などを対象に
楽天生命パークで12球団合同トライアウトが行われた。投手26人、野手23人が参加して、懸命に各々の技量をアピール。その中にはまだ戦力になるだろうと思える選手がいた。
その筆頭は
井納翔一(前
巨人)だろう。188センチの長身から球威十分のストレートにスプリット、スライダーを織り交ぜる本格派右腕。2013年にドラフト3位でNTT東日本から
DeNAに入団すると、2年目の14年に11勝をマーク。スタミナも十分で14、16、17年には150イニング以上を投げていた。20年オフにFA宣言。
ヤクルト、巨人が獲得に名乗りを挙げ、2年2億円(推定)で巨人へ。当時の巨人はエース・
菅野智之がポスティングシステムでメジャー移籍を目論んでいたため・・・
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