プロ野球12球団の選手や監督・コーチに、毎週決まったお題について自由に語ってもらうコーナー。今週のお題は「秋季キャンプ」です。

楽天・釜田佳直投手

　僕がプロ1年目（2012年）のオフに、倉敷でやった秋季キャンプが一番きつかったと思います。初日、当時の星野監督が強化ノックを打ったんですよ。練習の最後に、サブグラウンドで2時間近く。メンバーは僕と塩見さん、戸村さん、辛島さん、菊池さんの投手5人です。スポーツ紙では「AKB（アホ、カス、ボケ）闘将5」とか言われてましたね。

　それで、初日が終わったときに星野監督が「毎日やるからな」って言ったんですけど、僕たちは全然信じてなかった。「毎日やるわけないだろう」と。それが毎日やるんですよ。結局、キャンプが終わるまで毎日でしたね。鍛えてもらえたのはありがたいんですけど、本当にしんどかったです。

写真＝湯浅芳昭