
オープン戦の時期はまだ寒く、暖を取るのに森越はいろいろなことを考えながらベンチの中で試合を見守ったことがあるという
中日時代、極寒の中での試合がありました。名古屋よりだいぶ北のほうにある小牧市民球場というところでオープン戦があったんですが、その日はダウンジャケットを着ても震えるような寒さで。どうやって暖を取るかを、みんなが考えていましたね。ベンチには確か3カ所、ストーブ代わりに炭で火を起こしている場所があったんです。
ホームベース側の監督たちがいる場所に1つ、真ん中に1つ、逆側に1つ。さすがに選手は監督の近くで暖まるわけにもいかないので、逆側が1番人気でしたね。先発メンバーじゃなかった僕なんかは、味方が守っているときに必死で火にあたって、スタメン野手がベンチに戻ってきたときは火から遠ざかっていました(笑)。