
侍ジャパン強化試合でも異次元のプレーを見せた大谷/写真=小山真司
“超優等生”が常識を覆し続ける時代が来た?
昨今、球場へ行っても、何もいいことはない。目の前の野球を見ても「本物の野球はどこへ行った!」と腹が立ってしょうがないのだ。むしろ、球場へは行きたくないとさえ思っていた。
しかしこの年になっても仕事をいただけるのには驚くと同時に、ありがたいことでもある。先々週は、WBC侍ジャパン強化試合の取材で東京ドームへと出かけた。試合前、ベンチで
大谷翔平(
日本ハム)らと2、3、言葉を交わした様子は、テレビのスポーツ番組でご覧になった方もいらっしゃるだろう。
大谷には、かねてからこの連載でも言及していた「165キロの速球なのに、なぜバットに当てられてしまうのか」について、「リリースの際、もっとボールにスピンをかけたらいいのではないか」と私の考えを伝えた。そして、「来年はストレートの質に挑戦してくれよ」と付け加えておいた。
大谷はある意味、昔の強打者たちとはまったく違う。やはり、マスコミの影響なのか。
昔の中心選手といえば、ひと癖もふた癖もあるような“超個性派”の集まりだった。しかし、大谷は素直ないい子・・・
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