プレーボールの瞬間、人が変わったスタンカ
日本シリーズは昨夜(10月31日)、
ソフトバンクが3連勝で日本一に王手をかけた。
DeNAには機能していない打線を組み換え、なんとかストレート負けは免れてほしいものだ。残念ながらこのページは入稿日が早いため、少々間が空いてしまうが、日本シリーズについては次号にての総括とさせてもらいたい。
さて今回は久々に、読者の皆さんからの質問にお答えしていこう。
「
11月6日号で、ドラフト指名候補のピックアップは編成部に任せているとおっしゃっていましたが、外国人選手についてはどうだったのでしょうか?」(東京都・Nさん)
外国人選手に関しても、私は編成部に一任していた。基本的には、クリーンアップを打てる選手。次にピッチャー。しかし特にピッチャーは、なかなかいい選手が見つからない。
その点、南海の
ジョー・スタンカは当たりだった。1960年、29歳で来日。MLBホワイトソックス傘下の3Aクラスのピッチャーで、日本へ来てから成長した。おそらく自分が未熟と自覚していたのだろう。私たちの言うことをよく聞き、日本野球に順応してくれた。
2メートル近い長身から投げ込む、重いストレート。多くの外国人選手は「投げると肩を壊す」という思い込みから、フォークボールをあまり使わない。スタンカも同様だったが、キャッチャーの私が・・・
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