
ここまで来たら、大谷にはメジャーで二刀流を貫いてほしい/写真=Getty Images
誰もやらないことをやるのが真のプロ
大谷翔平(エンゼルス)がメジャー・リーグでも、二刀流で異彩を放っている。中には、『ベーブ・ルースの再来』と呼ぶ声もあるようだ。ベーブ・ルースといえば、83歳の私が生まれる前に全盛期を送った選手。そんな大昔の選手の名が比較対象として出てくるのだから、二刀流がどれほど難しいことか分かる。
大谷の二刀流に対し、私の考えはこれまで揺れてきた。最初は、「二兎を追う者は、一兎も得ず」という結果になってはもったいないと思い、反対した。160キロの速球は、われわれ凡人がどんなに努力しても叶わない、天性の素質。まずはピッチャーでやってみて、それからバッターに転向しても、決して遅くはないだろうと考えたのだ。
しかし、大谷の投打にわたる活躍と謙虚な姿勢を見るにつけ、二刀流を・・・
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