
今年の日本シリーズで6連続盗塁刺の新記録を樹立し、MVPに輝いたソフトバンク・甲斐/写真=毛受亮介
捕手はシリーズを経験して変わる
日本シリーズが終わり、あとは日米野球を残すのみになった。シリーズMVPに輝いたソフトバンク・
甲斐拓也も、いまや堂々サムライの一員だ。
シリーズを戦うと、キャッチャーは心底疲れ果てる。それはシリーズの大舞台、7試合という短期決戦の司令塔となる責任の重さゆえ。だから私も、シリーズが終わるといつもホッとした。
しかし一方で、その経験がキャッチャーを成長させることは確かである。短期決戦では、1球たりとも疎かにできない。甲斐も今回のシリーズで、大いに学ぶところがあったはずだ。
日本一が決まった直後、テレビの取材でソフトバンク・
達川光男ヘッドコーチと話をした。達川も、良いキャッチャーを育てたものだ。「短期決戦のビッグゲームにおいては、キャッチャーがより重要」という私の理論を、実証してくれた。
まあ事実かお世辞かは分からないが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン