
東京五輪で侍ジャパンを率いる稲葉篤紀監督/写真=Getty Images
めでたい正月も1つトシを取るだけと思うと……
ついに、月号の上でも発売日においても、新しい年がやってきた。まずは謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2020年。私は1935年生まれだから、今年の6月で85歳を迎える。また1つトシを取るだけだから、近年正月は、正直あまりおめでたくはない。
20年といえば、世間の話題は東京五輪一色だ。週べの担当者にも「人生2度目の東京五輪ですね」と言われた。確かにそうなのだが、そう言われてもなあ……(笑)。今でこそ野球も五輪種目に出たり入ったりしているが、われわれのころは、野球と五輪はまったく別世界の大会だった。だから、いまだにピンとこないのだろう。
前回、東京五輪の行われた1964年は、10月10日の五輪開会式までに公式戦を終わらせるため、ペナントレースの日程が早まった。パ・リーグは確か3月中旬に開幕したのではなかったか。
この年、私はオフにあることを企画し・・・
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