レギュラーシーズンが終わり、セ・パ両リーグのタイトルホルダーを取り上げる新連載がスタート。第1回はDeNAでは2003、04年のウッズ以来となる2年連続の40本塁打超えで、前年に続き最多本塁打と、初となる最多打点の2冠に輝いたソトがシーズンを振り返る。 取材・構成=滝川和臣 写真=田中慎一郎(インタビュー)、BBM 通訳=天野祥 
スピードボール、変化球ともに対応してくる。ミスショットが少ないのも特長
周囲の予想を裏切り前年を上回る大活躍
来日1年目は、最多本塁打のタイトルを獲得するなど大成功を収めた。当然ライバル球団のマークは厳しくなり、周囲に言われなくとも2年目が容易ではないシーズンとなることは理解していた。シーズンをフルで戦い抜き、試行錯誤の果てに手に入れたWタイトルだけに、喜びもひとしおだ。 ──タイトル2冠、おめでとうございます。率直な感想は?
ソト アリガトウゴザイマス。本当にうれしいね。2年目のシーズンを迎えるにあたって、もう一度、最多本塁打のタイトルを取りたいという気持ちがあったので、そのとおりになった。さらに今年は打点もトップになることができた。何よりもチームが自分をシーズン通して起用してくれたおかげだ。まずはチームに感謝したい。
──比較は難しいとは思いますが、本塁打、打点のどちらのタイトルがうれしいですか。
ソト どちらも気に入っているタイトルだから、どちらかと聞かれると難しいんだけれど、皆が喜んで盛り上がってくれるのは本塁打だね。でも打点の数はチームの勝利に分かりやすい形で貢献できるという意味で、価値あるタイトルだと思っている。
──タイトル獲得を一番喜んでいるのは奥さんですか。
ソト 家族や周囲の人は皆で喜んでくれたね。もちろん、妻もすごく喜んでくれている。あとはプエルトリコでお世話になっている人たちからも祝福のメッセージが届いているよ。
──来日1年目の昨年、41本塁打でタイトルを獲得。2年目は同様の活躍は難しいという声もありました。
ソト 実際に今年は難しいシーズンだったね。1年目はシーズン途中(5月)から一軍に合流してずっと調子は安定していたんだ。ところが・・・
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