富士大から西武というルートは一つの「出世街道」と言える。3人の先輩はいずれもチームの中心選手として活躍しており、環境が合っているのは間違いない。今年はスケールの大きい三塁手が新たに加わり、レギュラー争いに参戦する。 取材・文=阿部ちはる 
西武7位。下位指名から一流への階段を上がっていく/写真=井沢雄一郎
プロに入るために大学4年間、努力を重ねてきた。「親も、大学で野球を続けるならプロを目指せという感じだったので。特に何がということではなく、バッティングも守備も全体的にレベルアップが必要だった」。一時はプロが遠く感じられ、ただの夢になりそうだった
佐藤龍世。自身が「勝負強いバッティングと、打って守れるところ」を
セールスポイントに挙げられるようになるまでには、大変な苦労があった。また、その背景には豊田圭史監督との出会いも外すことはできない。
10月25日、ドラフト会議が始まってから約2時間後、ようやくその名が呼ばれた。西武からの7位指名に、安どの表情を見せ、「プロ志望届を出してからは不安な毎日。報われた気持ち」と語った。
北海高時代は中心選手として活躍。しかし・・・
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