父は広島・畝龍実投手コーチである。今も昔も、注目されることは覚悟の上だという。大学卒業から独立リーグへ進んだが、伸び悩んだ。二人三脚で取り組んだコーチの助言が潜在能力を開花させた。 取材・文・写真=高田博史 
10月29日、広島から指名あいさつを受け、仮契約を終えた[左から広島・白武佳久スカウト部長、畝、和泉亨香川球団会長、当時の西田真二監督]
香川・
天野浩一コーチ(元広島)が、
畝章真のドラフト指名後の成長ぶりに驚く。
「畝、すごいですよ! 体がめちゃくちゃキレていますし、ランニングも相当、こなせるようになってきました。ボール自体も、シーズン中と見違えるようになっています」
とりわけ、本人のモチベーションが高い。シーズンが終わってからも「コンディションを落としたくない」と、強度の高い練習を続けている。このペースで、1月の新人合同自主トレに臨むつもりだ。
昨年、香川での1年目は、スリークオーターから投げ下ろすチェンジアップを武器に6勝を挙げた。課題はストレートだった。ボールに力がなく、空振りが取れないために、変化球まで見極められてしまう。
昨オフから天野コーチと二人三脚でフォーム矯正を行った。畝が「最初は・・・
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