国学院大4年時にプロ志望届提出も指名漏れ。社会人・セガサミーで2年間、鍛錬を重ね、夢の扉を開くことができた。もちろん、スタートラインに立ったに過ぎず、来年から本当の勝負が始まる。 取材・文=佐々木亨 
ドラフト当日[10月11日]は都市対抗東京地区第3代表決定戦。チームの都市対抗出場と、自身の進路が決まる特別な日となった[写真=山口高明]
「かつて
オリックスの前身にあたる阪急ブレーブスに
山口高志さんという投手がいましたよね。小柄でね、でも真っすぐの回転数は多く、高めの真っすぐで勝負できる投手だった」
自らもプロの世界に身を置いたセガサミーの
西田真二監督(元
広島)は、往年の豪腕投手と
横山楓の姿を重ね合わせる。
最速153キロのストレートが唸りを上げる。落差の大きいフォークも真価と言える横山のピッチングが、明らかに変わったのは、セガサミーで入社2年目の今年に入ってからだ。きっかけは、国学院大から入社して1年目、昨シーズンの自らの不甲斐なさにある。
「1年目の都市対抗本大会ではベンチから外れました。悔しかった……。結局・・・
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