週刊ベースボールONLINE


Vol.8 櫻井周斗(日大三高・投手&外野手) 清宮(早実)から5連続奪三振!!打者としても能力高い二刀流

  4

16年秋の東京大会決勝はインパクト十分だった。キレのあるスライダーを軸に、早実の怪物スラッガー・清宮幸太郎を5打席連続三振に抑えた。シュアな打撃でも「強打・三高」の象徴であり、櫻井周斗は投打で注目を集める。


 日大三高では1年秋から外野手としてレギュラーを獲得。シュアな打撃を見せる左打者として、頭角を現した。2年時には夏の西東京大会で先発を任されるなど、二刀流としてチームの中心選手になった。16年秋の東京大会決勝では、ドラフト1位候補に挙がる早実・清宮幸太郞内野手から5打席連続三振を奪い、実力を示した。左投手として評価するのか、巧打者として見ていくのか。各球団のスカウトはどちらもチェックしていくことになるだろう。

 投球フォーム(7.0)は腕の振りは申し分ないが、下半身のタメがなく、上体だけで投げ急いでしまう傾向がある。1、2、3で投げているというか、間が取れていない点が気がかりだ。リリース時に力をボールに伝えられるように、下で投げる意識を体で覚えるようにしてほしい。そうすれば左投手特有のクロスファイアの角度も出てくるだろう。

 最速144キロをマークするストレート(7.0)は、球速は出ているのだが、キレが物足りない。これは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

この記事はいかがでしたか?

プロフェッショナルレポート

プロフェッショナルレポート

元巨人チーフスカウトで現在はベースボールアナリストとして活動する中村和久によるドラフト候補生の能力診断。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング