「好投手」から「結果を残す投手」へと脱皮した今春、5年ぶりに大学選手権出場へ導くと、近大との1回戦で2失点完投。「全国1勝」で152キロ右腕の評価は急上昇中。秋もアピールを続けていく。 取材・文=大平明、写真=川口洋邦 
相手打者のデータは頭に入れるが、相性もあるので「実際に対戦しなければ分からない」が近藤の持論である
後輩が証言する練習中のストイックぶり
近年、地方の大学リーグで飛び抜けた成績を残した選手がプロでも活躍するケースが目立っているが、今年も楽しみな選手が現れた。中国地区大学リーグに所属する岡山商大・
近藤弘樹だ。最大の魅力は186センチ90キロの堂々たる体から投げ下ろされるMAX152キロのストレートだ。
「これまではスピードが速くても棒球のようなボールだったのですが、今はスピンをかけて投げるように意識しています。自分は指先が器用じゃないので、切るというよりは押し出して回転をかけているのですが、オフシーズンの遠投でコツをつかんできたので、この春からはボールがバッターの手元で伸びるようになってきていると思います」
その言葉どおり、今春のリーグ戦では・・・
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