挫折が人を大きくする。名門・大阪桐蔭高では甲子園の土を踏めず、創価大ではドラフト指名漏れの憂き目に。社会人でも2大大会で2度の準優勝。こうした悔しさを発奮材料に成長してきた。 取材・文=大平明、写真=矢野寿明 
創価大時代、2年春からの6シーズンで5度も最多打点のタイトルを獲得した勝負強さは、社会人でも健在である
「あのシーンは、いまでも頭をよぎることがあります」。昨秋のヤマハとの日本選手権決勝。9回に1点差まで詰め寄り、さらに二死三塁のチャンスで打席に立ちながら、最後のバッターとなった日本通運の
北川利生。振り返れば、社会人1年目の昨シーズンは開幕当初から躍動した。社会人デビューとなった3月のJABAスポニチ大会では、大阪ガスとの初戦で3ラン。都市対抗でも現
ロッテの
有吉優樹から逆方向の右翼席へ先制ホームランを放つなど、持ち前の長打力を発揮してきた。だが、冒頭で触れた日本選手権では四番を任されるも、打率.143と低迷。そこで「今年は来た球に反応するのではなく、配球を・・・
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