中学時代には陸上100メートルで東洋大・桐生祥秀に先着したことがある快脚の持ち主だ。足を武器としたプレースタイルで、安打を稼ぐアベレージヒッター。ユニバーシアードで2連覇というキャリアも積み上げ、秋は大学日本一を狙っていく。 取材・文=佐伯要、写真=矢野寿明 
3、4年時と2年連続で侍ジャパン大学代表に選出。今夏はユニバーシアード[台湾]で世界一(大会2連覇)に貢献した
「今に感謝」
侍ジャパン大学代表のスピードスター・
島田海吏は、ファンからサインを求められると、色紙にこう書き添えている。父・博文さんの教えだ。島田はこの言葉をかみ締めるように言う。
「小さいころはその意味があまり分かっていませんでした。大学で何不自由なく野球をやらせてもらうようになって、その気持ちが出てきました。支えてくれている人たちに感謝しながら野球をしよう、生きていこうと考えています」
上武大では「一番・中堅手」を務める。50メートルを5秒75で走る脚力を持つ左打者だ。プロのスカウトは「足はSクラス。走塁のスペシャリストとして・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン