亜大4年時はプロ志望届提出も、無念の指名漏れ。原則的に一発勝負の社会人で2年間もまれ、心身ともに成長し、BFAアジア選手権(台湾)の侍ジャパン社会人代表にも名を連ねている。打って、走って、守って、3拍子にわたってセンスの塊だ。 取材・文=大平明、写真=中島奈津子 
侍ジャパン社会人代表に初選出された。元投手で最速150キロを誇る強肩を生かし、トヨタ自動車の先輩・源田壮亮[西武]とは違うタイプのショートを目指す
タイミングさえ合えば打てる。長打力アップへ全身鍛錬
攻守走の3拍子がそろった身体能力の高い遊撃手として注目され、10月2日から台湾で開催されたBFAアジア選手権に、侍ジャパン社会人代表の一員として出場した
藤岡裕大。大学時代は亜大でプレーし、東都大学リーグ歴代9位タイとなる通算104安打を記録するなど、ヒットメーカーとして活躍してきた。
「タイミングさえ合っていれば、どんなスイングでもある程度は打てると思っているので、タイミングの取り方を重視しています。右足でボールをつかまえにいくイメージで、上げた右足をやさしく地面に着き、そこでタイミングを探って振るようにしています」
出塁率の高さから一番打者として起用される機会が多く・・・
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