コツコツと実績を積み上げてきた。高校時代は全国のマウンドを経験しているが主戦ではなく(背番号11)、甲子園での最速は127キロ。大学でもエースとなったのは4年春からという努力家だ。社会人2年で、堂々のドラフト候補となった。 取材・文=服部健太郎 
高校時代の最速は135キロ。大学4年間で10キロアップし、社会人2年間でも急成長を遂げている/写真=宮原和也
「リリース時に『ボールが指にかかる』という感覚が今までずっと分からなかったのですが、この夏、初めて分かったんです」
最速148キロを誇るスリークオーター左腕は「投手人生で、初めてできた」という指先のマメをさすりながら、自身に起こった進化をうれしそうに語った。
「力が入りがちだったテークバック時に脱力し、後ろを小さくするイメージでリリースの瞬間だけに力を集約する意識を持つようにしたところ・・・
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