昨年のドラフト1位入札で4球団が競合した楽天・早川隆久(早大)の高校の後輩である。法大では故障を経て、3年春にリーグ戦デビュー。151キロサウスポーは大器としてNPBスカウト注目の存在だ。 取材・文=岡本朋祐 写真=BBM 
8月開催の春季リーグ戦で自己最速151キロを計測。3年春にして完全復調を遂げ、最終学年はフル回転を誓っている
1学年上の早大・早川隆久(現楽天)と比較されるのは、避けて通れない道である。木更津総合高の先輩は甲子園に3回出場し、3年時の2016年春、夏はともに8強進出。U-18高校日本代表でもプレーした。打撃を買われていた山下は一塁手で出場。2年秋から背番号1を継いでいる。
「重圧でした。早川さんはスターでしたからね……。それ以上にならないといけないと思って、取り組んだつもりです。野球人生で最も印象に残っているのが、3年夏の県大会決勝(対習志野高)。相手校のブラバンは地響きのようにすさまじかった。連投で精神的にもきつかったんですが、9回を投げ切ることができた。甲子園は初戦敗退でしたが、最低限の結果を残すことができ、一安心しました」
最速149キロ。早川の背中を追うように、U-18高校日本代表でもプレー。大型左腕として注目され、木更津総合高への進学もプロ入りを見据えての選択だったが・・・
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