学生ラストシーズンの今秋。152キロ右腕には自身初となる神宮の舞台が待っている。今春の東都一部二部入れ替え戦で、7季ぶりの一部復帰の立役者。主戦投手としての自覚がみなぎり、昇格即Vを狙う。 取材・文=小川誠志 日大鶴ケ丘高3年時にプロ志望届提出も指名漏れ。大学4年を経て、プロ入りへの思いは誰よりも強い[写真=小川誠志]
最速152キロを計測するストレートにツーシーム、スライダーなどの変化球を織り交ぜ、打たせて取るのが
赤星優志のピッチングの軸である。今春のオープン戦から現在のスタイルを確立し、それが好成績につながったという。
「昨秋までは空振りを取りたい、三振を取りたいという気持ちが強かったのですが、今年はファウルを打たせたりして自分の有利なカウントに持っていくことを強く意識しています。先に追い込んでしまえば、球数も減らせて、イニングも長く投げられますので」
今春の東都二部リーグでは10試合中9試合に登板し3勝1敗、46イニングを投げ自責点4、防御率0.78と見事な成績で二部最高殊勲選手、最優秀投手、最優秀防御率を獲得。リーグ戦全5カードで1回戦に先発し、第1週を除く4カードで2回戦にクローザーとしてマウンドに上がった。
実力伯仲の「戦国東都」は二部も上位校と下位校の実力差がなく、今春のリーグ戦では・・・
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