理想とするのはオリックス・森友哉。左と右で違うが、フルスイングの打撃を追い求める。南海、ダイエー、西武、阪神で1599安打の指揮官が太鼓判を押す技術。今夏へ向け、注目度は増していくはずだ。 取材・文=前田泰子 写真=上野弘明 
昨秋までに高校通算36本塁打。公式戦での強さが際立っている
大きなスケールを感じさせるスラッガーだ。高校通算36本塁打。
明瀬諒介は「公式戦では16本」と言うが、その勝負強さと、182センチ88キロの体格から放つ力強い打球は見る人の目を引きつける。
初めてレギュラーに抜てきされた1年秋から、本塁打を量産した。同年秋の鹿児島大会では3本塁打を放ち、チームは準優勝。九州大会では翌春のセンバツでベスト8入りした九州国際大付高(福岡)と対戦すると、昨年9月のU-18W杯(アメリカ)で侍ジャパンU-18代表入りした左腕・香西一希から、1打席目でバックスクリーン横にソロアーチをたたき込んだ。試合は惜しくも4対6で敗れたが、明瀬の勢いは止まらない。その後、県内の1年生大会で3本塁打を放ち、秋の公式戦で計7本塁打をマークした。
2年生になった明瀬は長距離砲としてさらに進化・・・
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