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金田幸大(西武台高・内野手)左の大砲が持つチャレンジャー精神「首位打者を獲れるような選手になりたい」

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恵まれた体であり、持ち前のパンチ力で、一発が期待できる強打者だ。理想はチャンスに強い安打製造機。三拍子そろう攻撃的な遊撃手を目指している。
取材・文=杉園昌之

圧倒するフルスイングは、相手チームのバッテリーからすれば脅威。一振りで決められる勝負強さも武器である[写真=杉園昌之]


 強くバットを振れる左のスラッガーは高校通算37本塁打(6月6日現在)。高校入学時に掲げた目標の大台まで残り「3」に迫っているが、西武台高・金田幸大は肩に力が入っていない。意識して狙いにいくわけでもないという。

「いつも強いライナーを打ち返すつもりで、バットを振っています。打球が高く上がったときに、ホームランになっている感じなので。あくまで、ヒットの延長線上にあるものです」

 もともとコンパクトにバットを振るタイプ。1年春の県大会で早くも公式戦デビューを飾り、夏にはレギュラーの三塁手として3試合に出場した。2安打を放ったが、まだ自分の形を確立できていなかったという。無我夢中だったのだ。ターニングポイントは1年生の冬。自らのバッティング映像を何度も確認し、微調整しながら、とにかくバットを振り続けた。1日に最低500スイング、多いときは1000スイングに達することもあった。

「徐々に飛ばすコツが分かってきました。僕は右投げ左打ちなので・・・

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