昨秋の関東大会8強。1月26日のセンバツ選考委員会では選出されず、関東地区の補欠1位校となった。今夏は12年ぶりの甲子園に出場するだけでなく、神奈川代表として、昨年の慶應義塾高に続いて、2年連続での深紅の大優勝旗を持ち帰る。 取材・文=岡本朋祐 写真=BBM 桐光学園高の甲子園出場は2年生エース左腕・松井裕樹[パドレス]を擁した2012年夏が最後。主将・森[左]と正捕手・中村[右]は最後の夏にすべてをかける。
まさしく一発回答である。反発力が抑制された新基準の金属バットが、3月2日の対外試合解禁以降から完全移行。桐光学園高は甲府工高(山梨)との練習試合初戦に臨んだ。一番・遊撃の主将・森駿太は2024年のファーストスイングで本塁打をマーク。この試合でもう一発を放ち、高校通算31号とした。芯に当たらないと飛ばないとされる、新基準バットでパワーを証明。NPBスカウトの管理職も視察する中で、最高のアピールとなった。
昨秋は夏の神奈川大会で左太ももを痛めた影響により、本来の遊撃ではなく、一塁を守った。この日は慣れ親しんだポジションで、軽快な動きを披露。就任40年の桐光学園高・野呂雅之監督は、最速140キロ超のポテンシャルを生かすため、投手としての可能性も視野に入れている。主将は攻守で、フル回転の構えである。
1月26日。桐光学園高はセンバツ選考委員会を当落線上で迎えたが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン