とにかく結果にこだわる。専大では4年時にプロ志望届を提出も指名漏れ。強豪社会人に進み、国際舞台では世界一を経験し、充実の1年を過ごした。勝負の2年目。集中力を高めて、打席に立つ。 取材・文=小中翔太 
左右に打ち分けるバットコントロールが魅力。大卒2年目はドラフト解禁年である[写真=牛島寿人]
東都二部で磨かれた技術
攻守走3拍子そろった外野手・ヤマハ入社2年目の西村進之介はドラフト解禁の2025年、必死にバットを振っている。
栄徳高時代は甲子園出場こそないものの、愛知を代表する選手だった。県選抜に選ばれ、同学年の東邦高・
石川昂弥(
中日)らとともにプレーした。同世代で東邦高が2019年春のセンバツを制している。
「同級生は愛知県にいい選手がたくさんいて、短い期間でしたけど何試合か一緒にできて、良い経験になりました」
進学した専大での4年間も「恵まれた環境の中で4年間やらせてもらったのは、高校のときには経験できないようなレベルの高さでした」と振り返る。
1学年先輩の右腕・
菊地吏玖が
ロッテから、同期の右腕・
西舘昂汰が
ヤクルトからドラフト1位指名を受けた。他大学にも好投手がひしめく状況にて、西村は3年秋の東都二部で打率.409、4本塁打、9打点と活躍し最高殊勲選手と満票でのベストナインを受賞。高校通算本塁打も20本に迫るパンチ力を秘めていた打撃に、大学4年間で磨きをかけた。
専大は東都二部ではあったが、そこは・・・
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