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ENEOS・飯山志夢(外野手) 偉大な父から学んだ準備力「勝ち続けた結果、自身のプロ入りという最高の形になればいい」

 

攻守走三拍子そろったプレースタイルで魅了する。オーダーに必要な選手だ。大学4年時はプロ志望届を提出も指名漏れ。社会人2年目で実力に磨きをかけており、勝負する上での下地は整っている。
取材・文=佐々木亨 写真=川口洋邦

もともとはリードオフマンのタイプであるが、今季は主軸も任されている


指揮官が見た可能性


 背筋をピンと伸ばした立ち姿から、リストを生かしたスイングで左翼後方に打球を運んだ。今シーズン初の公式戦での第1打席で見せた二塁打は、飯山志夢の成長を印象づけるものだった。3月に行われた第80回東京スポニチ大会初戦の“入り”を、飯山はこう振り返るのだ。

「打った球は、アウトコース低めの真っすぐでした。真っすぐにキレがある投手(西濃運輸の先発左腕・摺石達哉、奈良学園大)に対して、しっかりとタイミングを取っていこうと思って打席に立った」

 左打席から逆方向へ伸びた。その力強い飛球が、進化の証しだった。

「1年目の昨年は、自分から打ちにいこうとし過ぎていた。今は、あまり深く考えずに、来た球を素直に打つことを意識しています」

 ルーキーイヤーから外野のレギュラーとなった2025年。自身初となる都市対抗では、JR西日本との1回戦で2安打を放つ活躍を見せた。シーズン当初は社会人野球のハイレベルな投手への対応に苦戦したというが、持ち前の対応力で確かな実績を積んだ。1年目の戦いを終えた飯山は、オフシーズンに入ってから打撃を見直した。

「シンプルに行こう」

 打席でのステップ幅を狭めたり、早めに始動することを心がけながら、あくまでも素直なスイングを求めるようにした。

「打撃の引き出しが増えた」

 2年目を迎えた飯山は・・・

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