WBCでチームメートになって以来、宿敵のライバル球団にいながら巨人・坂本と切磋琢磨してきた鳥谷。次に指名したのは、元気印でチームを引っ張るあの男。同じチームリーダーながらまったく違うスタイルでチームメートを鼓舞する姿に感心しているのだとか。 声を出すことを大切にしてるなあ。あれは自然?今度その真意を聞かせて
坂本選手とはWBC侍ジャパンで一緒にプレーした間柄です。今でもオールスターなどの機会で話すことが非常に多いですね。坂本選手は僕のことをストイックだと言いますが、僕自身はストイックにやっているつもりはまったくないんです。ただしっかりと準備をしようという思いだけでやっています。坂本選手とは同じショートというポジションですし、これからも一緒に球界を盛り上げていければいいですね。
僕が次に回すのは、日本シリーズでも戦った
ソフトバンクの松田選手です。松田選手もWBCで一緒にプレーした仲なのですが、その中で僕が一番感じたことは、「声を出すということを大切にしているなあ」ということです。僕はチームキャプテン、松田選手は選手会長と同じようにチームを引っ張っていく立場なのですが、松田選手の声出しは、自然と声が出ているのか、それとも自分で意識して声を出しているのか今度会ったときには聞いてみたいですね。そこは自分にないところなので……いつもすごいなあ、と思っていますよ。
鳥谷敬●とりたに・たかし 1981年6月26日、33歳。右投左打。180cm77kg。東京都出身。聖望学園高-早大-阪神04年自。好守巧打でチームを勝利に導くチームリーダー。