チームのエースとして期待されながら、昨季は5月末に一時離脱。さらには9月に右ヒジの疲労骨折というアクシデントに見舞われた。苦難続きだが、心は折れていない。復活のときを待望しているのは、ほかならぬ自分自身である。 文=菊田康彦(ベースボールライター)、写真=川口洋邦、BBM 不完全燃焼に終わった2017年シーズン
冬は必ず春となる──。
ゴールデンウイークの真っただ中というこの時期になって、
ヤクルトの
小川泰弘にもようやく春が見えてきた。
「悪いときばかりじゃないと思うので。耐え忍んでやれることをしっかりやって、『今に見ていろ』という気持ちでいれば、必ず良い方向に行くと思います」 思えばプロ5年目の2017年は、小川にとって苦難に満ちたシーズンだった。開幕投手の座を4年ぶりに明け渡しながらも、4月15日の
DeNA戦(横浜)から4連勝と出だしは悪くなかった。だが・・・
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