チームを活性化させる有望タレント(プロスペクト選手)に迫る連載インタビュー。第3弾は昨年セ・リーグの新人王、同僚の高山俊にもひけをとらないパワーとスイングスピードを持つ板山祐太郎の登場だ。今季は、金本知憲監督もほれ込む打撃センスでレギュラー取りを狙っている。 取材・構成=椎屋博幸、写真=小山真司、早浪章弘 
阪神・板山祐太郎・外野手・2年目
ジレンマとの戦い
昨年の2月後半、二軍キャンプから一軍キャンプに呼ばれた板山。だが、このときの主役はドラフト1位の高山俊だった。しかし、
掛布雅之二軍監督は、自分と同じ境遇、ドラフト6位選手のバットスイングに好印象を受け、一軍に強く推薦した。もちろん板山自身も同期同学年の「高山には絶対に負けたくない」という闘争心を前面に押し出し、4月に一軍デビューも果たした。しかし結局40試合25安打のみとプロのカベに直面。そこから秋季キャンプ、オフと体力強化に取り組み、春もキャンプインから一軍で躍動している。
「今季の目標は、1年間レギュラーとして一軍にいることなんですが、キャンプが進んでいく間に、正直レギュラーというのは現実的にどうなのかな?と弱気に感じている部分があります。キャンプの練習試合ではずっとライトを守っていますが・・・
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