これまでの世界戦を見ても日本野球はレベルが高い

この強化試合で不安が残ったのは投手陣やな。あと4カ月で小久保監督がどういう編成をするかも楽しみや/写真=BBM
秋季キャンプが終わり、球界は完全オフに入った。ここからは各球団、補強面の作業に入り、一方で契約更改交渉が行われる。この1年、どれだけがんばったのか。それが金額にはね返り、さらに来季への期待値も反映される。球団とじっくり交渉できる唯一の機会。納得するまで話し合い、これがまとまればスイッチを切り替える。オレは何度も交渉の席についてきたけど、モメることはなかった。それより選手の立場で、球団に環境改善とかの話をした記憶のほうが強く残っている。
大幅アップ、逆に制限ギリギリのダウン提示とか、悲喜こもごもの交渉が繰り返されるわけで、選手側に立てば、納得するまで話し合えばいいと思う。モヤモヤを残すより、スッキリして1年を終え、来年に気持ちを切り替える。そういう中身のある交渉にしてほしいものだ。
さて、そういう季節になったとき、球界の注目を集めて行われたのが、来年のWBCに向けての強化試合である。メキシコと2試合、オランダとの2試合。侍ジャパンがWBCへ発進したのだ。
侍ジャパン……か。日の丸を背負って、世界と戦う。やはり選ばれた選手は誇りに思うやろな。オレが現役のころは、こういう戦いはなかった。そうやな・・・
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