「ハワイは優勝していくところ」で終わったハワイトレ

オレの新人のころは選手全員で1月に合同自主トレだったけど、今は新人だけがやっているな。ほかのチームの選手との自主トレも増えたけど、そのへん古い人間なのか、「?」がつくわ/写真は昨年の阪神新人合同自主トレ=BBM
明けましておめでとうございます。2017年のスタート。
岡田彰布、今年も頑張って「そら そうよ」を書いていきますので読者の皆さま、よろしくお願いいたします。
さて年が明けて、プロ球界も動きが出てきた。何より新鮮なのが新人選手の入寮、そして合同自主トレやね。緊張しているやろなあ。何も分からん中、プロの世界がスタートするわけやから、心臓がバクバクしていると思うよ。オレもそうやった。1980年、阪神に入団が決まり、虎風荘に入って、1月10日やったと記憶している。甲子園で合同自主トレが始まったわけ。これって昔は選手全員参加の自主トレよ。
ユニフォームは着ず、みんな、ジャージでのトレーニング。初日、いきなりグラウンド30周から始まったわけ。体操したり、アップしたりはなし。いきなり走り出すんよ。それも甲子園の中を30周。そら、きついわ。コーチはトレーニング部門のコーチがついているだけ。若い選手もベテランも、30周するわけで、もうヘトヘトやった。
するとベテラン選手はフリー打撃で打ち始める。ルーキーのオレらといえば、ひと通りの練習をこなしたあと、そこから特別メニューで縄跳びに、またグラウンド20周。手加減なしのハードメニューやったことを覚えているわ。
そんな中、事件がいきなり起きたんよな。強面のベテラン選手が・・・
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