
オレも着けた16番を輝かせてくれた安藤。監督時代には黙々と仕事をこなしてくれた。将来はいい指導者になると思うよ/写真=BBM
オレの背番号16をつないだ安藤が現役引退
野球のディフェンスで“華”と言えば三遊間コンビになるだろう。昔、
巨人は長嶋(
長嶋茂雄)さん-広岡(
広岡達朗)さんであり、そこと対抗するのが
阪神の三宅(
三宅秀史)さん-吉田(
吉田義男)さんだった。特に阪神の三遊間コンビは、守備では絶対、巨人より上と評されるほどだった。
その三塁を守っていたのが三宅さんであり、着けていた背番号は“16”やった。この番号を、のちにオレが背負うことになった。背番号は選手の“顔”というべきもので、やはり愛着がある。オレも“16”にこだわってたし、“1”と“6”にもこだわった。背番号とは、そういうものやと思うわね。
三宅さんから受け継いだ番号を、オレ色に染め、より光るように……と現役時代は頑張ってきた。そして背番号に別れを告げるときがくる。その“16”は、その後、ドラフト1位で入団してきた投手に受け継がれることになる。それが安藤(
安藤優也)だった・・・
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