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着実に四番の力をつけてきている鈴木。彼がV4へと導くキーマンになる/写真=BBM
この時代での3連覇は本当にスゴイよ
開幕本番に向けて試走である。オープン戦が今後、連日のように行われる。試走……いわゆる“試す”ときがきた。そういうことだ。監督の立場になって考える。オープン戦の前半、それは新戦力、ルーキーの力量判断、そして若手の伸びの確認。ここに力を注ぐ。そして中盤からは中堅、ベテランを起用しチーム力の把握。さらに残り1週間となって、いよいよ臨戦態勢。本番をニラんだチームとしての戦いに入っていく。
となれば、今のこの時期、若手にとっては生きるか死ぬかの重要な期間。まさに「ふるい」にかけられるわけだから、結果が大きく左右する。ここで目立てば、その後も帯同となり、結果が出なければ開幕アウト。非情な通告が待っていることになる。
「これで1年を戦っていく」。監督としてチームの形を作る。いろいろ悩み、そしてつらい決断をしなければならぬ時が迫っている。それでも心を鬼にして判断するしかない。1年のうち、悩む最初の時間なのだ。
すべてのチームがやることをやって、シーズンに臨むが、結果がすべての世界。1位があれば最下位もある。その繰り返しが続くこのプロ野球で、セ・リーグでいえばV3の
広島はホンマ、立派よね。やはり安定した強さ、安定したチームづくりの結果なんやろな。
振り返ってみれば1985年、
阪神は日本一になったけど、正直、これで・・・
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