
主力である外国人選手の2人を調子が悪いとみてすぐに降格させ、巨人に厳しさを求めた原監督[写真中央]チームにいい刺激を与える勝てる監督の采配の妙を見たわ/写真=BBM
DeNAは気迫がない。このままではまずい
デイリースポーツ紙評論の仕事で東京にいた。5月8日の
ヤクルト対
阪神戦の取材だ。大型連休が終わったが、プロ野球も12連戦の最終戦。世間は連休でも、プロ野球は関係なし。これがプロの宿命……。相当、疲れがたまっているだろう。しかし、そこで結果を出すのが選手の力、チームとしての底力よ。
この試合、結論から書くと7対7で延長12回引き分け。しかし、阪神にとってはホンマ、惜しい内容やった。終盤まで5点をリードし、それでヤクルトに追いつかれ、今度は延長に入って2点を奪いながら、また追いつかれた。確実に逃げ切らねばならぬゲームなのに、阪神ベンチは投手の選択を間違ってしまったのではないか。勝ちパターンの継投でいいのに、差が5点差になったことで、余裕が生まれたのかな。経験・実績のない若手をリリーフに送り、ここから歯車が狂った。勝てると思った試合は絶対にモノにしないと……。長期連戦の最後、阪神にとってはあと味の悪いものになってしまった。
そこから遠く離れた新潟で、
DeNAが巨人にとんでもない負けを喫した。終盤に1イニング7点を奪われる屈辱的な敗戦(8対5)よ。今のチーム状態を如実に示す内容だ。オレはヤクルトとDeNAを今シーズン、セ・リーグの波乱の目と考えていた。巨人、
広島の2強をおびやかす存在。ヤクルトはそんな期待を裏切らない奮闘を見せているが、問題はDeNA……。一体、どうしたってことや。チーム全体としては、まったく元気がない。なんとかしようとする気力がない。これはホンマ、危険よ。
ラミレス監督は現在の状態で何を思っているのか・・・
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