
序盤の巨人の打線をひとりでけん引した岡本。本塁打王と打点王も視野に入ってきたけど、2冠となればオレは菅野も抑えて本当のMVPになってもいいと思うよ/写真=BBM
坂本、丸の不振のときに本物の四番になった岡本
このコラムを読んでもらっているときには、残り試合もあとわずか。11月に入ってもレギュラーシーズンが行われている異例の展開だが、それももう終わる。セ・リーグは巨人が優勝し、パ・リーグは
ソフトバンクが底力を示してのV。ただ、パはクライマックスシリーズが残っている。
西武か
ロッテか。さらには個人タイトル争いもし烈で、ホンマ、興味は尽きない(ただこのコラムを読んでもらっているときは、結果が出ているわな)。
そんな中、編集担当のS君からの指令が。今週はセ・リーグ各チームの年間MVPを選んでほしい……とのこと。分かりました。オレなりにジックリと考え、選考してみます。
【巨人】 チャンピオンチームのMVPはイ
コール、リーグの最優秀選手なのだが、これは誰が考えても候補は2人。投打の軸がノミネートとなる。投手はもちろんエースの菅野(
菅野智之)である。開幕(投手)からの連勝記録(13)はすごかったし、ホンマ、チームを支えたわけよ。当然、最優秀選手の本命になるだろうが、オレは「条件付き」で、四番・岡本(
岡本和真)を推す。その条件というのは2冠を獲ること。本塁打王と打点王で、その可能性は極めて高い。
打者目線で考えれば、今シーズンの岡本の貢献度は高い。シーズン序盤、チームが波に乗れるかどうかの大事な時期、坂本(
坂本勇人)、丸(
丸佳浩)が極度の不振で、全体が沈みかけていた。そこを押し上げたのが、この若き四番だった。まさに、一人で背負ったわけで、・・・
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