
三振をしてもいいからバットを思い切り振れではなく、バットに当てれば、飛んでいくだけのパワーを持っているのが佐藤輝。それができるようになればもっと打てる打者になれるわ[写真=BBM]
ヤクルトは高橋奎二 巨人は一番固定希望で松原
予想はしていた。だが想像を超えるものになっている。コロナ禍である。どうする日本、どうするプロ野球……。目の前に2月1日が迫っている。キャンプはどうなる? 万全を期して、オレも2月の第2クールから、沖縄宜野座に取材で入る日程が決まった。
まあ前を向いて進むしかない。さあ、キャンプイン直前、何を書くか……と考えていたら、編集担当のS君からタイミングよく電話が入った。「今週はセ6球団のブレーク予感の選手を挙げてください。実績にとらわれず、2022年、ブレーク必至の若手などに焦点を当ててもらえますか?」ときた。いいネ、こういう話題は。考えるだけでワクワクする。そういう可能性を秘めた選手は、各球団に必ず存在する。それをオレなりに掘り起こしてみます。
【ヤクルト】 まずは2021年のリーグチャンピオンから。ここは奥川(
奥川恭伸)とか塩見(
塩見泰隆)とかが注目されるが、オレがブレーク間違いなしと思っているのが左腕の高橋(
高橋奎二)である。昨年はレギュラーシーズン4勝だけ。だが一気に名を高めたのが
オリックスとの日本シリーズやった。第2戦に先発し、完封勝利を飾った。初戦に敗れ、完全に流れはオリックスに傾いたところでの快投。これにはしびれた。
あの状況で、力で向かっていったメンタルの強さが素晴らしい。もちろん球自体、すごみがあった。ストレートのスピードとキレ。コントロールもブレなかった。変化球も効果的だったし、あのマウンドを見て、22年は◎となった。若い選手、特に投手は1つの成功体験で、想像以上の伸びを示す。高橋の場合、日本シリーズがその舞台になった。すべてにおいて伸びしろだらけ。2ケタ勝利を十分に狙えるし、大ブレーク間違いなし、と思います。
【阪神】 ここは悩みました。というのは・・・
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